2016年2月24日水曜日

別花2016年2月号 パレス・メイヂ感想

別花2016年2月号 パレス・メイヂ感想

もうすぐ4月号が出ちゃうので、おそ過ぎなんだけど
続きを読んでからだと見え方が変わってしまうので、今更ながら感想投下。
ネタバレが含まれるので、単行本派の方はご注意下さい。







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非常時に一番にお互いの事を思っても、身分差故に身一つで会いに飛んでいけない二人が切ない。
そして陛下が、民衆や鹿王院の宮様の言葉から追い詰められてくのが辛い。(でも苦しむ陛下は萌える…)
こういう時いつもなら御園が助けてくれていたはずで、
御園が陛下の側に居た事って本当に重要だったんだなー。

御園は出仕の仕事も将来の夢も学業も、全部が陛下を中心に回っているような子だけど
それに対して陛下は巡幸の時も最初は寂しいとは思ってないし、外交の夢も御園とは関係が無いし
陛下はなんでも御園中心というわけではないな~という感じなんだけど、
相手がいないと駄目なのは意外と陛下の方なんだな~。
そして美しかった告白シーン。あぁ、御園は文字通り全てと引き換えに
陛下の愛の告白を得たのか…!と。神様(作者)は手厳しい。
でもなんせ帝の愛の告白だから、そのくらいの代償がないと手に入らないのか。

次号は果たして時間が飛ぶのか飛ばないのか、御園は今後の身の振り方はどうするのか、
今までの物語の舞台が全て破壊された上での始まりなので、全然読めない展開で悶々とする~。
ただ、1巻ラストで「陛下のご在位中、毎年お裾持ちの栄誉を賜った」って言ってるので
おそらく、1年経たないうちには宮殿に戻るんだろうな~という予測はできるので
まだ心穏やかでいられる。(でも「震災後は数年間新年祝賀会を自粛した」とか
いくらでも辻褄を合わせる事はできるよなあ…とも思う…。)

次号では御園が頑張る姿が見られるのかなー。
もう、陛下に拒絶されちゃうともうどうやったら再会できるのか
全然わからないんだけど(笑)、やっぱり御園と陛下が頑張って幸せになる姿が見たいのです。