2016年11月3日木曜日

別花2016年12月号 パレス・メイヂその二十五感想

7巻収録予定回のネタバレがありますので、お気をつけください。














東宮侍従編が始まりました
御園が、こんなに色んな人に仕える展開になるなんて4巻までは全然思ってなかったです。
この展開を踏まえて2巻の「私の主は陛下お一人」を見返すと凄いグッと来ますね。

参考文献の何か(多分明治宮殿のさんざめきか明治天皇の一日のどちらか)で、
出仕はほとんどそのまま侍従になる、って話が書いてあったのでパレス・メイヂの
作中でもそうなのかなと思ってたんですが、違うっぽいですね。
東宮侍従、御園以外はおじさんだし、3人だし採用枠が空くの十年に一度とかなのでは
アスター夫人が、この上ないご出世と言っていた理由がわかりました。

お話は震災以降の話の中で一番「いつものパレス・メイヂ」っぽい話だったな~と思いました。
15巻前半の頃雰囲気に戻ってきたな~と。陛下ももう半分折れたような感じですし。
5巻の時は、陛下に何も言えないまま戸を閉められてしまった御園が、
陛下に言い返せるようになりましたね。
(あの地震で全てを失った直後に、抱擁・告白・別れのコンボを
喰らって固まるなっていう方が難しいけど)

あとアスター夫人の「宮様は本当は御園が好き」発言が結構びっくりでした。
えっそうだったの!?笑
「ムカつくけど実は嫌いじゃ無い」くらいかと思ってた
じゃあもういよいよ障害無いじゃん‼︎

当分こんな感じの距離感で過ごすのかな。
御園は東宮様に「ずっと」お仕えするわけではないと伝えたようですけど。
東宮様とよき主従と呼ばれるようになるんなら、
ある程度の年月は東宮様の下にいるんだろうし、陛下の退位までは東宮侍従で、
東宮様が即位したら陛下の外交に付いて行くのかな。

そしてやっぱり残り3話で7巻完結だそうで。(久世先生がツイッターで言ってました)
6巻完結を覚悟していたのでそんなにショックじゃないけど、やっぱり寂しいですね。
単行本未収録のショートショートが三本くらいあるので、
それを収録するなら、最終巻が結構厚くなりそうなんですが
もしかして収録しないのかなあ
最終回で東宮様即位とか、陛下の外交とかの後日談が見れたら嬉しいな~。
あと東宮様のお后様とかも見れたら嬉しい。

とりあえず今は、次回と6巻のカバーお披露目が楽しみです。