2016年5月10日火曜日

パレス・メイヂ2巻 其ノ六感想

修学院行幸の回。
週3日も働いてるのに、中の中の成績をキープしている御園はむしろ偉い…。
でも黒田君には、進級が割と本気で危ういって言われてるから
中の中は陛下の前だし、多少盛ってる発言なのかもしれない。
中の中の成績の人は進級危うくならないよね普通…。
普段は若い身でありながら、身分と役割を十分に弁えてる二人が
お互いへの想いが揺らめく時に垣間見せる、少年少女らしさが鮮やか。
無意識に「御園!」と目を輝かせて応援してしまう陛下が可愛らしいし
その声に応えて「負け姿を見せたくない」と矜持を見せる、御園が凛々しい。
御園のかっこよさを「選抜学生に選ばれるようなハイスペック」としないで
こういうエピソードで見せてくれる所が、この漫画の魅力だな〜と思う。
帰り道で陛下が「今日は色々見ることができて良かった」って言ってる時の
コマの地面に倒れこんでる御園が、陛下に笑いかけてるんだけど
これは描かれてないけど、陛下が笑ってたからこその
笑顔なのかな〜と思う。めっちゃ青春。
「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」の世界だわ…。

0 件のコメント:

コメントを投稿